エリクソンの発達段階理論(ライフサイクル理論)を意識して豊かな人生を!



皆さん、こんにちは!

今日は、エリク・H・エリクソンの興味深い発達段階理論(ライフサイクル論)と豊かな人生の在り方について考えましょう。

 

この理論は、私たちの一生を8つの段階に分け、各段階で直面する心理的な課題を探るものです。

これらの課題を克服することで、私たちは成長していくものとされています。

 

エリクソンは、これらの課題を「心理社会的危機」と名付けました。

これらの危機を解決できないと、人生の次のステージへの移行が難しくなると考えられています。

逆に、これらの課題を適切に解決することで、私たちは人生を豊かに生きるための力を身につけることができるんだそうです。

エリクソン自身は、ドイツ生まれでアメリカで活躍した心理学者。

彼は、ジークムント・フロイトの弟子であり、発達心理学精神分析の分野で研究を行いました。

特に、青年期の心理療法に力を入れていたんです。

さらに、エリクソンは「アイデンティティ」という概念の生みの親でもあります。

アイデンティティとは、自分が自分であるという自己認識や、社会からの認知を意味します。

この概念は、私たちが自己を理解し、社会の中で自分の位置を見つける上で非常に重要なんです。

以下は、私なりの理解を元に、娘にも説明できるぐらいにざっくりな説明としたものですので、正確性は欠くかもしれませんがご容赦ください。

大まかに理解する分には差し支えないと思います。

 

エリクソン 発達段階理論」でググるとたくさんちゃんとしたホームページがありますから、もっと知りたい方はぜひ検索してみてください。

 

エリクソンが主張する発達段階理論のステージは、ざっくり以下のようなものです。

  1. 乳児期(生後~18ヶ月):赤ちゃんはお母さんやお父さんからの愛情とケアを通じて、「世界は安心できる場所」と信じることを学びます。

    幼児前期(18ヶ月~3歳):この時期の子どもは、トイレトレーニングや服を自分で着ることで、「自分でできる!」という自信を育てます。

    幼児後期(3歳~5歳):お子さんは、遊びや探検を通じて、「自分で決めて、行動できる!」と感じます。

    学童期(5歳~12歳):学校での学びや友達との関係を通じて、「自分はできる子だ」という実感を持ちます。

    青年期(12歳~18歳):ティーンエイジャーは、「自分は何者か?」「将来何になりたいか?」と考えるようになります。

    成人期(18歳~40歳):大人になると、友達や恋人との深い関係を築き、「愛することができるか?」と考えます。

    壮年期(40歳~65歳):中年期には、「私は社会に役立っているか?」と考え、子育てや仕事で貢献します。

    老年期(65歳以上):高齢になると、過去を振り返り、「人生を満足して生きてきたか?」と自分自身に問いかけます。

  2.  
  3.  

    これらの各段階で私達は、自分自身や周りの人との関係を通じて、さまざまなことを学び、成長していきます​​。

エリクソンの理論を通じて、私たちは人生の各段階で直面する課題を理解し、それを乗り越えることで、より充実した人生を送ることができるんですね。

逆に、上記の各段階の思いや問いに関する答えを得られずに、充足感を得られないと、人生に悩むことになります。

私の場合は、壮年期にあたるので、社会貢献や子育てが課題であり、これらに真剣に取り組むことが幸せを感じるためのカギとなります。

人生100年時代を豊かに生きるためには、これらの人生のステージを意識して、自分自身を成長させていくことが大切と思っています。

皆さんも、自分の人生のどのステージにいるかを考えてみて、それぞれのステージでの課題に取り組んでみてはいかがでしょうか。

きっと、より豊かな人生が待っているはずです。